今回メモしておくのは、Maya Arnoldのai Standard Surfaceマテリアルを使用して、ガラスの質感を作る方法です。マテリアルで調整するべき箇所を説明します。
※Maya:ver. 2020

- はじめにやること:Opaqueのオフ
- ai Standard Surfaceマテリアルの設定
- [Specular] > [Roughness]の設定による曇り具合の変化
- [Transmission] > [Color]の設定によるガラスの色の変化
1.はじめにやること:Opaqueのオフ
透明にしたいオブジェクトを選択してShapeタブの中を確認します。
[Arnold] > [Opaque]のチェックを外します。

2.ai Standard Surfaceマテリアルの設定
ハイパーシェードで[ai Standard Surface]マテリアルを作成します。
下の画像は、分かりやすいようにリネームしました。

マテリアルで設定すべき項目は、以下の3か所です。
- [Specular] > [Roughness]:ガラスの曇り具合に影響
- [Transmission] > [Weight]:1にするとガラスの質感になるため、小数点は入れない方が良い
- [Transmission] > [Weight]:ガラスの色

3.[Specular] > [Roughness]の設定による曇り具合の変化
① [Roughness] :1.0

② [Roughness] :0.5

② [Roughness] :0

4.[Transmission] > [Color]の設定によるガラスの色の変化
① [Color] :白

① [Color] :赤

以上、ガラスの質感の作り方でした(´ρ`)